あの人がこう言ってたよと第三者から聞いた時の恋愛心理と脈あり・脈なしの見分け方


ショート動画の企画リサーチをしていると、恋愛相談という名の告白大会に毎週のように付き合うことになる。

そのなかで、多かった悩みがこれだった。

「好きな人のことを、共通の友達から聞かされた。どういう意味なんだろう」

直接言ってくれればいいのに、なぜかわざわざ人を挟んでくる。この記事は、そのモヤモヤした感情をいったん整理して、相手の心理を読み解き、実際に動けるところまで落とし込む。


目次

なぜわざわざ人を通じて言うのか

直接言えない心理の構造

人が第三者を経由して何かを伝えるとき、そこには必ずリスク回避の意図が動いている。

好きな人に「○○さんがあなたのことほめてたよ」と伝えてくれる友人。一見ただの報告に見えて、実はかなり複雑な心理が絡んでいる。

リサーチで知り合いの女性から聞いた話がある。彼女は職場の先輩から、共通の同僚を通じて「あの子、最近元気なさそうだよな」と伝言を受けたらしい。ただの心配にも聞こえるけど、その後ほどなくして先輩から直接ランチに誘われた。

……あのさ、遠回りしすぎじゃん? でも彼女は「直接言われるより、なぜかドキドキした」と言っていた。

これが伝言の持つ独特の余白の力で、受け取った側が自分で意味を補完するからこそ感情が揺れる。直接言われた言葉には受け取る隙間がないけど、伝言には”解釈の余地”があるんだよねぇ。

直接言えない人には、大きく三つのタイプがある。

一つ目はシャイ型。傷つくのが怖くて直接言えない。拒絶された時のダメージを最小化するために、第三者というクッションを使う。脈がなかったとしても、伝言なら「友達が勝手に言っただけ」で回収できる。そういうリスクヘッジが無意識に働いてる。

二つ目は試し行動型。自分への反応を観察したい。「こう言ってたよ」と伝えることで、相手がどう反応するかを見ている。笑ってスルーするか、目の色が変わるか。自分の名前が出た瞬間の変化を知りたい。

三つ目は印象操作型。数としては少ないけれど、間接的に自分のイメージをコントロールしたい人もいる。自分をいい感じに見せるための情報を、信頼できる友人を通じてそっと流す。

どのタイプにも共通してるのは、直接向き合うことへの恐怖か、結果をコントロールしたい欲求。つまり、伝言を使うこと自体が「まだ本気で動いていない」サインである可能性が高い。

伝言という”テスト”の意味

ショート動画の台本を一緒に作っていた男性スタッフが、ある日ぽつっと話してくれたことがある。

「好きな子にさ、共通の友達に言わせたことあって。『○○くんって面白いよねって言ってたよ』ってやつ。反応が見たくて。でもそれって結局、自分から動く勇気がなかっただけで…今思うとマジで情けなかったなぁ…(笑)」

その言葉を聞いた瞬間、なんか笑えないというか、ちょっと胸が痛かった。

伝言というのは、好意の表れである可能性は確かにある。でも同時に、まだ踏み出せていない段階の証拠でもある。受け取る側としては、その言葉を額面通りに受け取るのではなく「この人は今、何をしたくてこう言わせたのか」という視点で読む練習が必要だ。


パターン別・本音の読み解き方

脈あり発言に潜む特徴

伝言の内容と状況を組み合わせると、脈ありかどうかはある程度見えてくる。

まず、ポジティブな評価に加えて行動を示唆している場合。「かっこいいって言ってたよ」だけでなく、「一緒に行きたいって言ってたよ」とか「連絡先聞いていいって言ってたよ」など、次のステップへの意欲が含まれている時は、脈あり濃度がかなり高い。

次に、伝言を届けてくれた第三者がその人の親しい友人である場合。浅い関係の人は、基本的にそこまで動いてくれない。親友や信頼できる友人が間に立っているなら、本人が頼んでいるか、よほどその話をしていた可能性が高いじゃん。

一点だけ頭に置いておいてほしいのは、こうした状況でも「必ずしも」脈ありとは断言できないということ。伝言は飽くまで間接情報で、第三者のフィルターが必ずかかっている。

脈なし・様子見発言の引っかかるパターン

逆に、注意してほしいパターンもある。

内容が漠然としている場合は要注意だ。「なんかあなたのこと気になってるみたい」「最近話してるっぽいよ」など、何を伝えたいのかぼんやりしている伝言は、本人が本気でない可能性がある。もしくは、第三者が気を利かせて話を膨らませているケースも普通にある。

正直言って、一番こわいのはこのパターン。受け取った側だけが盛り上がって空振りするやつ。

リサーチ中に聞いた話で、20代の女性が「彼が私のことを好きだと友達から聞いた」と確信して動いたら、実は友達がただの雑談を”面白く伝えた”だけだったというケースがある。その話を聞いた瞬間、胸の底がすっと冷えた。

伝言者が誰かも、慎重に見てほしい。その人はどれくらい本人と親しいのか、どんな文脈でその話が出たのか。情報の出所の信頼性を疑うことは、冷たいことじゃない。自分を守るための思考習慣だ。


深読みしすぎのサインと落とし穴

不安が作り出す妄想の連鎖

好きな人が絡むと、人の頭は驚くほど速く暴走する。

伝言をもらった瞬間からスマホを握る手に汗がにじんで、もう何十回も同じ言葉をぐるぐる反芻してる。その状態でする解釈は、ほぼ確実に自分の願望か恐怖に引っ張られてる。

深読みのサインはシンプルで、同じ言葉の解釈が日によって真逆になる時だ。昨夜は「脈ありだ」と思ったのに、今朝起きたら「やっぱり違う」と感じている。これは相手の発言が変わったわけじゃなく、自分の感情が揺れてる証拠。

リサーチで何度も耳にした言葉がある。「気にしすぎだってわかってるのに、やめられない」。これ、全部深読みループに入った人の声なんだよね。やめられないのは確かめる手段を持っていないからで、解決策は一つしかない。情報を増やすか、自分が動くか、どちらかだ。

「意味があるかもしれない」と「意味があるはずだ」の境界線

ここが一番ズルズルしやすいポイントで、深読みが進む人ほどこの境界が曖昧になっていく。

意味があるかもしれない、という判断は健全だ。意味があるはずだ、に変わった瞬間、もう自分の望む答えを探す作業にすり替わってる。

その状態でいくら情報を集めても、全部「脈あり」の根拠に変換されてしまう。反対に気分が落ちている日は、全部「脈なし」になる。どっちにしても、自分の感情の鏡を眺めてるだけで、相手のことを見ていない。

こうなった時の処方箋は、解釈をやめて事実だけに戻ることだ。「伝言をもらった」という事実と「その内容が○○だった」という事実。それ以外のストーリーは、いったん保留にする。


今日から動ける行動マニュアル

伝言直後にやること、やってはいけないこと

ここからは、動画の台本を書く感覚で、状況ごとに具体的な行動を落とし込んでいく。

まず伝言直後にやることは一つ。伝言をくれた第三者に、少しだけ掘り下げて聞くフェーズを設ける。「それってどんな話の流れで出たの?」という形でコンテキストを引き出す。「好きって言ってたよ」と「なんか気にしてるっぽいよ」では、重さが全然違うじゃん? 詳細を知るだけで、判断の精度がぐっと変わる。

やってはいけないのは、もらった伝言をSNSで共有したり、別の友人にさらに転送したりすること。情報が広がれば広がるほど、本人の耳に変形して戻っていく。それで関係が終わったケースを、リサーチ中に何件か聞いた。

自分から接点を作るフェーズ

伝言の内容を踏まえて、自然なきっかけを一つ作る。「○○って聞いたんだけど、本当?」という直接の確認は、実は想像より自然に機能する。言い方を工夫すれば重くならない。

たとえば「なんか最近私のこと話してるって聞いたんだけど…(笑)」くらいのトーンなら、冗談と本気のちょうど中間で切り出せる。相手も「ああ、届いたんだ」と内心ほっとする可能性が高いし、そこから会話が動き始めることが多い。

もし直接確認が難しいなら、接触頻度を上げるフェーズに切り替える。LINEのスタンプ一つでも、インスタのストーリー閲覧でも、相手のレーダーに自分を乗せ続けることが先決。伝言をもらった後に何もしないのが、一番もったいない動きだ。

返答・アクションの具体的な台本

状況別に、次の一手をまとめる。

伝言の内容が「あなたのことかっこいいと思ってると言ってた」系なら、それを受け取ったことを本人に自然に伝える。「○○から聞いちゃった(笑)なんか照れるんだけど」。これだけで会話が生まれる。相手は「ああ、伝わってた」という安心と、少しの恥ずかしさで返信してくる可能性が高い。

伝言の内容が「一緒に行きたいと言ってた」系なら、具体的な提案をこちらから出す。「じゃあ行こうよ、どこがいい?」。そのまま誘いに変換してしまっていい。向こうはそれを待っていた可能性があるから。

伝言の内容が漠然としていて判断できないなら、直接確認より接触回数を増やす戦略に切り替える。一気に確認しようとせず、会話の回数と密度を少しずつ上げていく。そうすることで、相手が自分から動きやすい環境ができていく。

待ちの姿勢が一番もったいない理由

一番避けてほしいのが、伝言を受け取った後に「待ちの姿勢」に入ること。

伝言は受け取った側が何かしら動いて初めて意味を持つ。向こうが次に動くのを待っているだけでは、状況は動かない。

伝言をきっかけにしていいんだよ。それは不自然でも図々しくもない。相手はそれを期待して、わざわざ人を通じた可能性が高いんだから。リスクを取って間接的に動いた相手に対して、こちらが動かないのは、ある意味その勇気を無視することになるしもったいないよね。

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この記事を書いた人

エモ恋スタジオ

縦型ショートドラマを中心に、心が動く恋愛をテーマにショートドラマの脚本・SNSコンテンツの台本を企画しリサーチし制作するクリエイター集団のブログです。
脚本・企画を面白くリアルにするためデートスポットや流行の場所も、自分たちの目で雰囲気を確かめ徹底的にリサーチ!
フィクション(ドラマ)とノンフィクション(現実の経験談)の両面から、現代の恋愛を語りあえる場になると嬉しいです。

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