彼氏がいるのに、別の人のことが頭から離れない。「あれ、これまずいやつじゃん」でも認めたくなくて、スマホ触ったり、彼氏とのLINEを見返したりして、誤魔化そうとする。
ショート動画の企画を作るとき、リサーチとで友人や知人に恋愛の話を聞く機会があるが「彼氏がいるのに、好きな人ができた」という話けっこうある。
Aさん(26歳・会社員)はこう言ってた。 職場に気になる人ができてから、彼氏とご飯を食べてる最中でも頭の中にその人が浮かぶようになって。でも彼氏のことが嫌いかって言われたら全然そんなことなくて、むしろ優しいし好きだと。でもなんか…物足りない、っていうか。それが罪悪感になって余計しんどかった、と。
深掘りしていくうちに、この悩みには実はパターンがあることがわかってきた。
「好きかもしれない」の正体
感情には種類がある
新しい誰かに惹かれるとき、その感情はいくつかの種類に分かれてる。
ひとつは純粋なときめき。まだ相手のことをほとんど知らない状態で生まれる、あのドキドキした感覚。心拍数が上がって、ちょっとした一言が一日中頭の中でリピートするやつ。
もうひとつは、今の関係への不満が「別の誰かへの好意」として出てきてるケース。これが厄介で、本人も気づいてないことが多い。
Bさん(23歳・大学院生)から聞いた話がまさにそうだった。 サークルの先輩のことが気になりすぎて、彼氏と会ってるのに上の空で。でも後から振り返ったら、その時期に彼氏との関係がかなりしんどくなってたと。喧嘩も多かったし、話しても通じてる気がしなくて。先輩のことが好きだったのか、今の状況から逃げたかっただけなのか、今でもよくわかんない、と。
二つの感情は、見た目がめちゃくちゃ似てる。でも全然違う。
「隣の芝生」は本物の感情を偽装する
恋愛には、見慣れたものへの飽きが出てくる時期がある。付き合って1年、2年経つと、最初のドキドキが薄れて日常になってくるじゃん。
その時期に新しい人と出会うと、相手がキラキラして見える。それは相手が特別なんじゃなくて、まだ知らないという状態が持つ魔法みたいなものだったりする。
ただ、だからといって今感じてるときめきを「どうせ幻」と切り捨てるのも違う。どっちの感情もリアルだし、どっちも無視していいものじゃない。そこだけは先に言っておきたい。
本気かどうか、見極めるための問いかけ
「その人と付き合った後」を想像してみる
好きな人ができたとき、多くの人は「その人と一緒にいたい」という状態を想像する。でも、付き合った後の日常を具体的に思い描いてみるとどうなる?
喧嘩したとき、その人はどう向き合ってくれるだろう。風邪を引いて寝込んだとき、来てくれるだろうか。特別な日でもない普通の夜、一緒にいて、会話が続くだろうか。
そういう非ときめきの場面を想像したときに、それでもその人といたいと感じるなら、話は変わってくるよね。
彼氏への感情の変化を確認する
Cさん(28歳・フリーランス)に聞いた話。 好きな人ができた時、試しに彼氏のことだけ考える日を作ってみたと。そしたら意外と、ちゃんと好きだって気づいて。でも翌日にはまたその人のことが頭に浮かんでくる。その繰り返しをしてる間に、自分が本当に恐れてるのは選ぶことそのものだって気づいた、と。
どちらかを選ぶことへの恐怖と、どちらかへの愛情は、全く別の話だったりする。
選べないのは、どっちも好きだからじゃなくて、間違えたくないという気持ちが強すぎるせいだったりするんだよね。
今の彼氏との関係に何かヒビが入っていないか
これが、一番見たくないとこだったりする。
好きな人ができるタイミングって、今の関係に何かしらのすき間ができてることが多い。コミュニケーションが減ってる、なんとなく話が噛み合わなくなってる、将来の話を避けるようになってる、とか。そのすき間に別の人への感情が流れ込んでくる。
これは責められることじゃない。ただ、すき間の原因と向き合わないまま動くと、どっちを選んでも後悔する可能性が出てくる。
後悔しない選択をするための考え方
ときめきと安心感は別軸で存在する
ときめきは初期に強く出て、時間とともに変化する。安心感は積み重ねた時間の中で生まれる。この二つはどちらが上でも下でもなく、段階が違う感情だということ。
今の彼氏は安心できるけど、ドキドキしない。この状態をもう好きじゃないと解釈するのは、少し早い判断かもしれない。逆に、好きな人のことは考えるだけでドキドキするのに、でも不安も大きいという感情を本気じゃないと切り捨てるのも違う。
どちらの関係も、自分にとってどういう意味を持つかを、ちゃんと言語化する作業が先にくる。
感情はコントロールできないが、行動は選べる
誰かを好きになること自体は、意図して起きることじゃない。気づいたらなってる、っていうのが正直なとこじゃん。
だから好きになってしまった自分はひどい人間だという方向に気持ちを持っていくのは、エネルギーの無駄遣いだと思う。感情に罪はない。行動に責任が伴うだけで。
問題は、その感情をどう扱うかだよね。
今日からできるアクションプラン
ここからは、動画の台本を作るときと同じように、ステップを区切って書く。頭の中で考えるだけだと感情がぐるぐるして消耗するだけなので、行動に変換していくイメージで読んでほしい。
ステップ1 感情を紙に書き出す
ノートでもスマホのメモでもいい。好きな人への気持ちを書いてみる。いつから気になってるか、どんな場面でその人のことを考えるか、彼氏と一緒にいるとき何を感じてるか。
書いてみると、あ、自分ってこういうこと感じてたんだ、って気づく部分が出てくる。頭の中にある感情を外に出すと、ちょっとだけ冷静に見られるようになるんよね。
ステップ2 2週間、好きな人との接触を意識的に減らす
動画のリサーチで複数人が「やってみてよかった」と言ってたこと。
好きな人への感情が本気なのか刺激への反応なのかを確かめるには、距離を置いてみるのが一番早い。SNSのフォローを外す必要はないけど、意識的に見る回数を減らしてみる。頻繁にLINEしてたなら、少しペースを落とす。
2週間後に気持ちが薄れていたなら、刺激への反応だった可能性が高い。それでも変わらないなら、話は変わってくる。
ステップ3 彼氏との関係を今ちゃんと見る
好きな人への気持ちに気づいたとき、多くの場合、同時に今の彼氏との関係で何かが起きてることが多い。
彼氏とここ最近どんな話をしてるか。ちゃんと笑えてるか。一緒にいて心が落ち着くか。それとも、どこかぼんやりと「なんか違う」という感覚が積み重なってきてるか。
ステップ4 決断を急がない。ただし宙ぶらりんを長くしない
決断を急ぐことで失敗するパターンと、ずっと先延ばしにして両方の関係がズルズルと傷ついていくパターン、どちらも見てきた。
期限を自分で設定するのが一番現実的だと思う。1ヶ月後には、どちらかに対して誠実に動く。そういう自分との約束。
感情に任せてその日の気分で動くんじゃなくて、自分で決めた時間の中でちゃんと考えて動く。それだけで、後悔の質が変わってくるよ。

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